韓国ドラマ、SBS『燦爛たる遺産』での仕事場の場面。イ・スンギが、自分の上司となったハン・ヒョジュを「主任」と呼ぶ。すると、ハン・ヒョジュが大笑いする。
「主任」と呼んだだけなのに、なんで笑うの?と思って、職場のキムさんに質問した。すると・・・
「主任」は、주임(チュイm)、実際に呼びかける時は、주임님(チュイmニm)「主任さん」。
しかし、イ・スンギの言い方は、주인님(チュイnニm)「ご主人さま」 と聞こえるらしい。주인님は、使用人・召使いが、自分の主人に呼びかけることばなのだそうだ。
ん~、そうか~。でも、とっさに言われたら、二つのことばを私は全く聞き分けられない。ということは、私が「主任」と言えば、イ・スンギ同様に笑われるかもしれない。マズイな・・・。
주인(チュイn)は、漢字表記では「主人」。韓日とも基本は同じ意味。でも、キムさんとの話から、その使い方には、ズレがあることもわかった。
日本では妻が夫を「主人です」と紹介する。しかし、キムさんには「えっ!奥さんは召使いの立場なんですか・・・」といった違和感を今も感じるらしい。韓国では言わないとのこと。
一方、キムさんが、주인(チュイn)を「持ち主」という意味で使う、と教えてくれた時、私が「えっ!」と驚いてしまった。
ということは、例えば「この扇風機の『主人』は誰ですか?」って、言うの~?
キムさん:
「もちろんですよ。
이 선풍기의 주인은 누구세요?
イ ソnプンキエ チュイヌン ヌグセヨ?
って、普通に言いますよ。」
意味からすれば「あり」かもしれない。でも、日常会話では、とてもとても「マトはずれ」な感じ。
兄弟のごとく似ている韓国語と日本語。
だからこそ味わえる面白いギャップだな~。
2009年8月30日日曜日
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